川原毛大湯滝

 秋田の横手から国道13号線を南下し、湯沢を過ぎてさらに15分程行った所から左折し、県道51号線を泥湯方面に進みます。しばらく行くと三途川渓谷があり、そこを過ぎたところから右折をし、かなり幅の狭い道(舗装はされています)をずっと進むと突き当たりに広い駐車場があります。駐車場のすぐ目の前には川原毛地獄が広がっています。三途川渓谷からこの駐車場までは4,5kmありました。川原毛大湯滝は駐車場から歩いて15分位の所にあります(川原毛地獄の反対方向)。道は整備されていますが、滝近くになると長い階段を下りていくので、帰りの上りはちょっと大変です。

 階段を下りると滝の下に到着します。上からは豪快に滝が落ちて来ていますが、これはただの川の水ではなく、源泉と川の水が混ざって適温になって落ちています。

      

            



 お湯は強酸性(ph 1.4)で、全国でも4番目の強さだそうです。わずかに緑がかっており、なめるとかなり苦い味がしました。しぶきが目に入るとしみて痛いので、滝の近くまで行かれる方は気をつけましょう。
 滝の右のほうのお湯は上からいっきに下まで落ちてきます。左のお湯は途中に小さな滝つぼが1つあって(下の写真1枚目)、最後に右のお湯とは別の滝つぼに落ちていきます(下の写真2枚目)。途中の小さな滝つぼは危険そうなので入りませんでした。
 この滝の左側に上のほうまで登っていける道があります。


      

      



 すぐ近くに男女別の更衣室があり、そこで水着に着がえてお湯(川)に入りますが、気にしないおじさんや、知らないで水着を持ってきていない男性客などは、水着を着ないでタオルだけで入っています(基本はお風呂なので、それでもかまいません。捕まったりはしません)。
 最後は川となって流れていきます。完全なかけ流しです(^^)。

      

      


 秋はいつ頃まで入ることができるかネットで調べてみると答えがまちまちで困ると思います。私が行った10月中旬では熱くはないですが気持ちよく浸かっていられる程度の水温で、お湯から上がってからも震えるということはありませんでした。日によってどうなるかわかりませんが、4月や10月でもあきらめずに、とりあえずタオルや水着は持っていった方がいいと思います。