さんさ踊り・チャグチャグ馬コ・船っこ流し
小岩井雪祭り・花巻祭り・・・


様々な祭りが受け継がれてきました。





さんさ踊り


毎年8月1日から3日まで行われる東北五大祭りの一つです。団体や企業、幼稚園など市民総出で盛り上がります。

「岩手」は、昔鬼がやってきて悪さをし、それを神様が退治した時に、もう来ないという証に大きな岩に手形をつけさせたのが名前の由来となっていますが、その際に民衆が喜んで踊ったことに由来したお祭りです。

太鼓集団と横笛集団と踊り集団に分かれ、毎日数千人が踊りながら行進します。かけ声と共に多くの老若男女が中央通りの約1kmを勇壮に踊りながら進む姿は感動的です。

一般市民や観光客の方も踊れるように、県庁前で輪踊りも行っています。駐車場は近くの学校の校庭が開放(無料)されるほか周辺にも有料駐車場があり、置けなくなるということはありません。行進は18時スタート(21時頃まで)ですが、お祭り期間中の午後1時から午後4時まで、盛岡駅前広場と市民文化ホールにおいて、さんさ踊りの競演会が行われます。





チャグチャグ馬コ


岩手を代表するお祭りの一つで、6月の第2土曜日に行われます。およそ100頭の馬が滝沢村の蒼前神社を出発し、市内中心部をゆっくり歩いて盛岡八幡宮まで行進します。

農家の人が馬にお世話になっていることに感謝して、様々な色の布や鈴などできれいに飾り付けをしてあげます。その馬が歩くと鈴がチャングチャングと鳴るところから、このお祭りの名前がつきました。この鈴の音は、「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。

見学する場所ですが、県庁のあたりは並木道をバックに行進の様子を見渡すことができます。旭日橋では岩手山をバックに見られます。盛岡駅前も通過するので、時間のない方にはお勧めです。盛岡駅に近い材木町は1車線で、しかも10分ほど休憩もするので、じっくり見たり一緒に写真を撮ったり出来ます。

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船っこ流し


毎年8月16日に行われます。お寺から持ち寄られた船を明治橋の少し上流から北上川に流し、火をつけて魂を送るという行事です。

船は全部で10隻位で、1隻ずつ火をつけて流していきます。爆竹や花火が仕込まれていて、パンパンと音を立て、花火を上げながら流れていきます。

以前は夕顔瀬橋の所からも数隻流しましたが、平成16年から流さなくなりました。船っこ流しが終わると、続いて灯篭流しと花火大会が行われます。
 
車で見に行く場合、近くのお寺の駐車場に置くこともできますが、早く行かないと駐車できないので、肴町付近の有料駐車場に車を置いて歩くのがいいと思います(徒歩20分位)。





花巻祭り





京都の流れをくむ絢爛なお祭りで、山車が十数台出て、市内の目抜き通りを行進します。小学生から高校生位までの女の子がおしろいで化粧をし、きらびやかな和服を着て、山車の前で太鼓をたたいたり横笛を吹いたりしながらゆっくり進みます。
山車は、夜になるとたくさんの小さな火が灯り、とてもきれいです。
音楽は京風の独特な節回しで、このお祭りにぴったり合っています。

山車の行進のあとには、伝統のある団体が各地から集まり、「しし踊り」が披露されます。

明治時代までの山車(一番下の写真)は、高さが13mあります。大正時代に電線が張り出されてから、今の低い形になったそうです。当時は、山車を引っ張っていたのではなく、大勢で担いで持ち上げて歩いていたそうです。想像できません(>_<)。

夜の山車の写真はこちら





小岩井雪祭り


毎年2月の初めに2週間ほど行われます。小岩井農場まきば園の広い敷地に、大小
20個位の雪像ができます。中に入って上に登ったりできるシンデレラ城や巨大な滑り台、大きな迷路なども作られます。

期間中は、羊館や売店、食堂などが営業される他、屋台などもたくさん出てにぎわいます。食堂の豚汁がおいしかったです。

ジンギスカンの食堂前には、50〜60個位のかまくらが造られ、中で食事ができます。

夜はライトアップされて、昼とは違った幻想的な雰囲気になります。期間中に2〜3回、花火大会も行われます。入場料は無料、時間は9時〜21時まで。

〈追加レポート〉
今年(平成18年)も行ってきました。今年は、毎晩打ち上げ花火が行われています。





久慈秋祭り


久慈の山車は一般的な山車とは異なり、縦が通常(盛岡や花巻の山車)の2倍近い長さで、かなりの大型です。折りたたみ式になっていて、行進時は普通の高さですが、立ち止まって後ろの部分を上に広げると、かなりの高さになります。とても大きな山車が十台程横1列に勢ぞろいすると圧倒されます(駅前で揃い踏みがあります)。

行進する時のかけ声の抑揚が特徴的で、いつまでも頭に残ります。

山車の行進の他に、神輿やよさこいなどの行進もあります。お祭りの期間は3日間ですが、山車が行進しない日もありますので、日程をよく確認してから行かれたほうがいいです(カメラを買った後に行った時は、ちょうど山車の行進のない日にあたってしまい、山車の写真を撮ることができませんでした)。

駐車場は町中の裏通りに多いので、事前にネット等で調べてから行かないと、なかなか見つかりません。

お勧めのお祭りの1つです。





盛岡花火の祭典


盛岡南部の都南大橋で行われる花火大会です。8月初旬に行われ、約8000発の花火が上がります。花火の種類は多彩で、間もあまりあかないので、見ていて飽きません。

会場周辺は渋滞が激しく、片側2車線の広い道路だと思って車を止めていると、パトカーに移動させられ、結局花火が見られなくなります。初めから駐車場におきましょう。





盛岡秋まつり


盛岡の秋祭り。山車は8台位出て、それぞれ街中を巡行します。期間中に数回、全ての山車が集合し行進が行われます。

太鼓に合わせた掛け声は、城下町盛岡にぴったりの趣ある拍子になっています。これを聞くと、長い夏が終わったんだなあという感じになります。

盛岡八幡宮もたくさんの人でぎわいます。


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盛岡七夕祭り


盛岡で行われている七夕祭りです。肴町という繁華街のアーケードで、8月初めに行われます。

手作りであたたか味のあるお祭です。





盛岡イルミネーションファンタジー


盛岡駅前広場で行われているイルミネーション。平成17年は、12月3日から12月
30日まで開催されました。

小規模ですが、新幹線から寒い盛岡に降りたった人々の心を暖めてくれます。

少し離れた岩手公園と中津川の河原でも、雪像や氷像が見られます。