夏油温泉 元湯夏油
 盛岡から76km、北上の市街地からだと26kmあります。途中の夏油高原スキー場までは道が広いですが、そこから先6kmの道は舗装されていますが狭く曲がりくねっています。車がすれ違ったり出来ない所もありますが、ミラーや待機場所もたくさんあるので、心配なく普通に車で走っていけます。
 夏油の語源はアイヌ語のグットオ(崖のある所)から来ており、冬になると雪に覆われて利用できないことから「夏湯」と表し、お湯が夏の日差しでゆらゆら油のように見えたので、後に「夏油」になったと伝えられているそうです。
 元湯夏油は、狭い道を挟んで両側に湯治棟や宿泊棟がいくつも並んでいて(写真下段左)、1階には食堂や売店などが入っています。その道を歩きながら2階に目をやると、湯治客の人達が干したタオルなどが掛かってあったりして、温泉場の雰囲気がいっぱいの所です(^^)。
 旅館の下のほうを川が流れており、その川沿いに5つの露天風呂や小さな内湯が点在しています。それぞれ源泉が異なり、お風呂に名前がついています。
 基本は混浴ですが、女性専用タイムが設けられているお風呂もいくつかあるので、短時間の滞在では全てのお風呂に入ることができない場合もあります。

        

               

                    

 写真上段左2枚が、一番大きなメインの「大湯」です。無色透明で弱い硫黄臭がします。川沿いにあって、ロケーションは抜群です。
 上段右が、大湯のすぐそばにある「疝気の湯」です。囲いは全くありません^_^;。お湯は比較的ぬるく、湯船の底からポコポコと源泉が出ています。
 中段左が、「疝気の湯」のすぐ上にある「滝の湯」で、新しい建物です。中段中央がその内部の写真です。
 中段右が、少し離れた所にある「真湯」と「女(め)の湯」です。川の手前が「真湯」になります。下段左は、真湯のアップ写真。ここは常時混浴になっています。「大湯」と同じ位の大きさで、造りも「大湯」に似ています。お湯は無色透明で、少し硫黄臭がします。下段右が、「女の湯」の中です。小さな木の橋を渡っていきます。