つなぎ温泉 湖山荘
 つなぎ温泉街を過ぎ、鶯宿方面に少し行った所の高台にある静かな和風旅館です。私が子どもの頃は内湯しかありませんでしたが、増改築をして大露天風呂や大広間などもできました。館内にはウッドテラスがあって、御所湖や岩手山が一望できます(写真右)。

        

                   

 数年前には、それぞれ趣の異なる3つの離れ(お風呂つき)ができ、とても人気があります(写真左)。
 先日行ったら、露天風呂に行く途中に東屋風の湯上り処と広い足湯(写真中央)ができていました。
 大広間を無料開放しており(写真右)、お茶や冷水などが自由に飲めます。すみの方に毛布が重ねて置いてあるので、それをかけて寝ている人もいました。
            

                       


 昔からあるほうの内湯はガラス張りなので、明るくさわやかな感じです。タイル張りのレトロな浴室が、今の時代には魅力的に感じられます。広めの内湯に入りたい方はこちらにどうぞ。お湯は無色透明で、少し硫黄臭がします。平日の午前中に行くと、物音一つせずシ〜ンとした中で、とてもきれいなお湯に入ることができます。

       

                  

 露天風呂は県内でも1,2を争う広さで、黒塀をめぐらした武家屋敷風(写真左)と草木を段々に配した庭園風の2つがあり、男女日替わりとなっています。脱衣所は木造の山小屋風の作りで、中に温泉のお湯を飲む所があります(写真右)。脱衣所から外に出ると100坪位の露天風呂があって、そのほとんどが湯船です。流し場はないので、ここで体を洗ったりはできません。お湯は無色透明で、硫黄臭がします。正面奥にはナイアガラの滝のように横に長い滝があって、ものすごく熱いお湯が流れ落ちています。男女のあいだに柵がありますが、この滝の近くで切れていて、家族連れなどはここで顔を合わせて一緒に入ったりできます(昔は自由に行き来も出来ましたが、今は岩が置いてあって行き来はできなくなりました)。
 離れが出来る前は今ほど有名ではなく、お客さんもほとんど来なかったので、夏になるとここに来て肌を焼いていました(^^♪。


       

                   
 新しい内湯は8畳ほどの広さですが、きれいで設備や備品も整っています。雰囲気もいいですが、いつも激熱なのでたまにしか入りません(水の蛇口がないので、薄めることが出来ません(>_<))。御所湖側が一面ガラスなので、湖や七つ森、岩手山がきれいに見えます。夏には御所湖上にウインドサーフィンの帆を、冬には広大な風景全体に舞う雪を、お風呂に入りながら見ることができます。