幸迎館(現「優香苑」)
 オープンしたばかりの「山の神温泉幸迎館」に行ってきました。大沢温泉と鉛温泉の中間あたりにあります。7〜8年前に光雲閣という名前で営業をしていましたがまもなく廃業し、しばらくの間廃墟のようになっていましたが、この程建物をきれいに改装して営業を再開しました。外観も館内も新しく建てたようにきれいです。バブル期に宮大工をよんで贅沢に造られた旅館なので、天井や柱、細工模様等もとてもすばらしいです。以前は中国風の石像やレリーフが至る所にありましたが、今回行ったら中国風のものはできるだけ取り外してありました。
 外から見ると、真ん中にフロントやロビーなどがあるメインの大きな建物(写真左)があって、その左右に宿泊棟が4つ位ずつ並んでいます。入口を入ると広いホールになっていて、その周りにフロントやお土産屋さん、ロビーなどがあります。ロビーはガラス張りなので、明るく気持ちがいいです。
 フロントの方は、わざわざ途中までお風呂の場所を案内してくれるなど、とても親切でした。

        

                  

                    

 宿泊棟の廊下を通って左の方にずっと行くと、男女別のお風呂があります。脱衣所は天井が高く、壁の模様も素敵です。ドライヤーなどの備品も新品でした。
 浴室内も天井が高く、湯船も広々としています。湯船のふちが木というのは、やはりいいですね(^^)。洗い場のカランは、はじめて見るデジタル式で、お湯の出ている時間が数字で表示されたり、ボタンを軽く押すとお湯が出たりするようになっていました。
 お湯に浸かって肌を軽くさすると、驚くほどぬるぬるします。PHは9.2で、少し硫黄臭がします。まろやかな硫黄の味で、色はわずかに白いです。でも、帰りは体もタオルも硫黄の臭いはしませんでした。肌に触るとスベスベしました。幸迎館だけは周辺にある他の温泉と泉質がまったく異なります。お湯は常に湯船からあふれていて、とても気持ちがよかったです。光雲閣時代は私の好きなお風呂の1つでしたが、やはり今回の印象もよかったです。
 豊沢川に面した大きな露天風呂もありますが、アブがたくさん発生して閉鎖中でした(夏)。
 湯上り処に和室の休憩室(無料)もあります。冷水機完備。

         

        


 日帰り入浴時間は10時〜18時、入浴料金は大人600円です。


                    


 平成25年4月に, 「優香苑」という名前のお宿になりました。