上越
盛岡を出発し、沢内、横手、新庄、鶴岡、新潟経由で、上越に行ってきました。秋田の湯沢、新潟の村上から新発田、三条あたりがのろのろ運転で時間がかかり、約10時間の行程です。渋滞がなければ、無休憩で9時間位で行けると思います。途中、芭蕉も俳句に詠んだ5月の最上川を見ることができました(写真左)。
上越に着いたのは夜で、数年前にオープンした「七福の湯」(写真左から2枚目)というスーパー銭湯に行ってみました。ここの詳しいレポートは、当HPの「スーパー銭湯」のページをご覧ください。
翌日は市内を見てまわりました。上越は雪が多く、30年程前は2階の窓から出入りしていたそうです。歩道の上には雪よけの屋根がかかっていて、「雁木」と呼ばれる上越の名物になっています(写真左から3枚目)。
ちなみに上越は人口に対するパチンコ店の割合が日本一多いそうです。ずっと前に来た時、ミスターパチンコ藤巻店(写真右)は満員で活気もあり、10箱、20箱は当たり前でしたが、今回のぞいてみたら店員さんは2人、お客さんは全部で5人位でした。新基準の繰り返しで、パチンコの時代はもう終わったなあと感じました。
素敵な喫茶店(写真左)を見つけました。「雪詩慕雲」と書いて、「せしぼん」と読むそうです。中はロッジ風で、1つ1つがボックスになっているので、とても落ち着きます。食事も充実しています。他に、「山田ラーメン」がお勧めです。ここはパーコー麺(大きな焼肉がのっているラーメン)で有名ですが、ラーメンとチャーハンもとてもおいしかったです。
上越には蕎麦のおいしいお店が何軒かあって、そこの蕎麦を食べるのが旅行の目的でもありました。今回は厳選して、市内の「にのみや」(写真左から3枚目)と清里村の「芭蕉亭」(写真右)の2軒で食べてきました。詳しいレポートは、「蕎麦の部屋」をご覧ください。
上越は歴史のある町なので、観光地といえばほとんどが史跡になります。写真左は、親鸞聖人が流罪先から上陸した地です。左から2枚目は春日山城の城跡で、上杉謙信公が住んでいました。左から3枚目は高田城跡(写真は三重櫓)で、家康の六男の居城でした。右は五智国分寺で、境内には三重塔があります。絵馬の代わりに「お願いわらじ守」という願い事を書いた小さなわらじが、門の横にたくさんぶら下がっていました。
帰り道、山形県の道の駅「あつみ」からは、日本海に沈む夕日を見ることができました(^o^)。走行距離1200kmの旅でした。
最後の日に、三和村の「米本陣」という温泉に寄ってみました。事前に地図をよく見てメモをして行きましたが、実際に行ってみると道がよくわからず、長い村道を何度も行ったり来たりして大変でした。早めに近くにいる人に聞いたほうがいいです。旅館は木材をふんだんに使ったモダンな建物で、静かで落ち着いた雰囲気の宿です。山の斜面に建っているのでお風呂からは上越の平野が一望できて、とても気持ちがよかったです。浴室が空に浮いているような作りなので、「空中風呂」と名づけられています。お湯は無色透明、無味無臭です。