岩手高原スノーパークから玄武洞方面に10分程車で下った所に、「ゆこたんの森」があります。
モダンな宿泊棟と和風の日帰り専用温泉棟あって、渡り廊下でつながっています。以前は貸しきり状態のことも多かったのですが、本や雑誌、テレビなどで紹介されるようになってからは人がたくさん押し寄せるようになり、休日に行くと座る所がないくらいの混み様です(>_<)。
入り口の自販機で入浴券を買って中に入ると、フロントや売店、食事処、広間(以前は有料でしたが、数年前に無料になりました)などがあります。食事処では、お蕎麦やひっつみなどが食べられます。広間は、周囲の眺めといい、部屋の雰囲気といい、県内の温泉の広間(休憩用)の中では、一番好きな所です(写真右)。
館内には、和ダンスや丸太の椅子などが置かれ、壁は土壁(風?)、明かりは笠の部分が和紙でできた電球になっています。囲炉裏もあって、横にはお茶が用意されています。お風呂のトイレは木をふんだんに使った洗練されたもので、「自分の家もこのようなトイレにしたい!」と思わせるようなトイレでした。ゆこたんの森は、館内全体が趣のある素敵な空間になっています。
お風呂の湯船や柱、天井は木造で、床はでこぼこした石のように造られています。浴室は一面ガラス張りになっているので、外の深い森とお風呂が一体になっている感じです(写真左)。露天風呂に行くと、し〜んと静まり返った森の奥から、カッコウの声が聞こえてきます。天気のよい日には木漏れ日が水面に反射してお湯がキラキラと輝いていて、そのお湯に浸かって森を眺めているとまるで別世界にいるような感じになります。
夜は、薄暗い電球が周囲をほんのりと照らし、素敵な雰囲気になります。
ゆこたんのよさを味わうなら、すいている平日がお勧めです。
|