玉山村渋民

 玉山村は、市町村の大合併で、平成18年1月に盛岡に編入され、盛岡市の玉山区となりました。有名な地名が消えていくのは寂しいので、あえて表題を玉山村としました。
 玉山村渋民は石川啄木の故郷で、ここで岩手山や姫神山、北上川に囲まれて育ちました。
 下の写真は、渋民公園にある歌碑と岩手山です。啄木もこの地に立ち、岩手山を見ていたのかと思うと感慨深くなってきます。

 下の写真は、鶴飼橋です。この橋からみた岩手山や北上川の様子は、啄木の詩や小説にも出てきます。東京や函館に行く時は、この橋を渡って駅まで行きました。奥の橋が鶴飼橋で、手前のつり橋は、当時の橋を模して観光用に作られた橋です。

 渋民公園には芝生やあずま屋などが整備されていて、静かでのどかな公園です。売店もあり、地元のお母さんたちが作った手作りケーキが名物です。

 下の写真は、石川啄木記念館です。啄木のノートや手紙、日用品、衣類などが展示してあります。記念館の横には、渋民尋常高等小学校当時の校舎が保存されています。啄木の母校であり、ここで代用教員も務めました。

「雲は天才である」の舞台ともなりました。

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