雫石プリンスホテル
 雫石スキー場にある大きなホテルです。山のふもとの林に1軒だけあるので、遠くからでも目立ちます。
 中に入るとフロントやお土産屋さん、卓球台、写真右のような休む所があります。湯上りにはここに座って、ジュースなどを飲みながらのんびりできます。
  

                      

 ここのお風呂はちょっと変わった造りで楽しめます。
 暖簾をくぐると脱衣所があって、野口氏による温泉遺産「源泉かけ流し風呂」認定証書が壁にかけてあります。脱衣所から浴室に行く戸を開けると、普通でしたら内湯がありますが、ここは洗い場だけが5人分並んであります。洗い場のすぐ後ろはガラス張りになっていて、その外側に大きな露天風呂があります。ちょっとわかりにくいと思うので、写真で確認してください(写真上段右)。
 以前はこの5つの洗い場しかなく、スキーヤーやゴルフ客などが団体で6人以上入って来ると露天風呂に入りながら洗い場があくのを待っているしかなかったのですが、去年(平成18年)の12月に新たに洗い場が増築されました(写真下段左)。下段右の写真は、新しくできた洗い場から撮った写真です。奥の部分が、以前からあった洗い場です。
 シャンプーやボディーソープなどはポーラ製で、いい香りがします。
  

  

                       

 ここはリゾートホテルですが、雫石高倉温泉という正統派の源泉賭け流しの温泉です(塩素は入っていますが、臭いは確認できませんでした。また、冬は温度調節のため加温水されます)。
 色は薄い茶褐色で、油臭がします。油臭の強さは、とても強いわけではないですが、弱いというわけでもありません。味は、少し油っぽさが感じられます。お湯の中には黒くて大き目の湯花が少し舞っています。
 露天風呂の湯船は広々としていて、全体が大きな木造の屋根で覆われています。その向こうが同じ高さの水面の池になっているので、池の奥まで湯船のような錯覚になります。庭園風の立派な庭と重厚な造りの屋根に、プリンスホテルの風格が感じられます。
  

                       

 入浴時間は、14時〜24時(受付23時)です。入浴料金は大人1000円で、以前はタオル1枚がつきましたが、今回(平成19年10月)行ったらタオルが2枚つきました。  日帰り入浴1000円というのは岩手では高いですが、雫石町内の温泉割引券などを使うと400円で入浴することができます。