網張温泉の露天風呂、「仙女の湯」に行ってきました。平成17年7月に「本館」がリニューアルオープンしましたが、それに合わせて仙女の湯も新しくなりました。
仙女の湯に行く時は本館の駐車場に車を止めて建物の右横を奥に行きますが、今回のリニューアルで、本館と少し離れた所にある日帰り入浴施設「温泉館」をつなぐつり橋も完成したので、温泉館に車を置いて本館まで歩いてみました。
「温泉館」のすぐ前から、手すりのついた立派な遊歩道が本館の方へと延びています。5分位歩くと木造のつり橋があり、下を見ると硫黄の混ざった黄色の川が流れていました。おそらく仙女の湯から流れてきているのだと思われます。
つり橋を渡ってから本館までは、ずっと木の板の遊歩道が続いています。谷や山の傾斜に遊歩道が作られているので、遊歩道を平らにするために、清水寺の舞台の下のように木がきれいに組まれています。もちろん清水寺のように大きくはありませんが、よく造ったなあと思うくらいたくさんの木が組まれています。
つり橋を渡り終わったあたりから周囲の木がなくなり、視界が開けて雫石方面が見えるようになります。最後に木造の立派な階段を上ると本館横に到着します。つり橋から本館までは5分位です。温泉館から本館まで車道を歩くと、道が曲がりくねっているために15分位(車で5分位)かかりそうですが、新しくできたつり橋のほうはほとんど直線なので、歩いて10分位です。
本館横に到着すると、奥のほうに露天風呂「仙女の湯」の入口が見えます。そこから7分位山道を歩いて行くと、ちょっと急な下りの階段があって(手すりがついています)、その階段を下りた所に受付や男女別の脱衣所があります。受付には、常時係りの人がいるので、そこで300円を払って脱衣所に入ります。
脱衣所を出ると、野趣あふれる混浴露天風呂があります。抵抗のある女性には、湯浴み着も貸し出しています(たしか300円だったと思います)。
白いお湯で満たされた湯船が、川原に埋まるようにあります。一応真ん中に男女の仕切りのようなござが下がっています。かなり強い硫黄臭がします。すぐ横には滝があって、周囲には大きな岩がゴロゴロ転がっています。自然を十分満喫できる露天風呂です。
8月の始めに行った時には、アブが寄ってきてゆっくり浸かることができませんでした。行く時は時季に気をつけましょう。
平成18年8月、土砂崩れで仙女の湯は埋まってしまいました。山の中のため重機も入れず、復旧の見通しは立っておりません。(平成19年1月現在)
<平成19年6月レポート>
土砂崩れで埋まってしまっていた網張温泉の仙女の湯が、平成19年6月16日にオープンしたということで、さっそく行ってきました。
以前は脱衣所の建物に常時係りの人がいて、そこで料金を払うようになっていましたが、今回行ってみたら露天風呂には係りの人はおらず、本館横の料金箱に300円を入れてから仙女の湯に向かうようになっていました。仙女の湯は混浴なので、本館で「ゆゆぎ」を300円で貸し出すとの表示もありました。
仙女の湯近くの階段まで行くと、以前の脱衣所が同じ場所にそのままありました。脱衣所は埋まらなかったようです。脱衣所の中を通って露天風呂のほうに出てみると、湯船の位置が左のほうに移動していました。湯船の左側を流れていた川は、右側に変っていました。湯船は以前より多少小さめです。造りは以前と同じく、石入りコンクリートで周囲を盛り上げてありましたが、以前より少し高くなった感じです。
立派な脱衣所はそのままだし、後ろの滝や周囲の野趣あふれる雰囲気も以前のままで、完全復活していました(^^)。
仙女の湯の入浴時間は8時から18時まで。距離は、本館横の料金箱の所に、「7分、300メートル」との表示がありました。実際にかかる時間もそのくらいです。
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