金田一温泉街の一角に、広々とした緑風荘があります。左の写真が全景です。左の建物が本館、右の建物が築300年の曲がり屋で、中でつながっています。この曲がり屋に、座敷わらしが出るといわれている「槐(えんじゅ)の間」があります。この部屋にも宿泊することはできますが、すごい人気で予約を取るのが難しいようです。
部屋の中には、全国から座敷わらしに送られたぬいぐるみの人形などがたくさん並べられています。撮影の許可をもらって部屋に行ってみたら、夕べ泊まった人たちがまだ近くにいて、「昨日の夜に写真を撮ったら、白い霊が写っていた!」とデジカメの画面で見せてくれました。たしかにシャボン玉のような白い丸いものが、うっすらと写っていました。私も部屋の写真を撮って家でよく見たら、やはり白い丸いものがいくつも写っていました^_^;。
曲がり屋のすぐ横には、座敷わらしを奉った神社があります。
お風呂は内湯のみで、浴室は吹き抜けのようになっています。1階は男性用、2階が女性用になっていて、浴室内にある階段でつながっていますが、もちろん通行止めです。
浴室はほとんどがガラス張りなので、とても明るくて開放感があります。広々とした浴室には湯船がいくつかありますが、一番大きな丸い湯船に一人で浸かって外の緑を眺めていると、とても気持ちがいいです。お湯はかけ流しと循環を併用し、若干塩素を使用しているとのことです。
館内の廊下には、ここを訪れた芸能人や有名人の写真がたくさん飾ってあって、金田一京助氏や遠藤周作氏なども来たことがあるそうです。旅館の前には金田一京助氏の碑がありました。
旅館から車で3分程行った所に金田一の石割桜があります。
<お知らせ>
平成21年、緑風荘は火災でほぼ全焼してしまいました。県北を代表する旅館だったので、とても残念です。再建を願っています。
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