大釜温泉

 乳頭温泉郷の妙の湯と蟹場の間にある温泉です。今の建物は、以前の建物が焼失してしまったため、秋田県本荘市の子吉小学校の廃校舎を譲り受けたものなので、あえて門なども学校風に作ってあります(この地に学校があったわけではないそうです)。入り口横に、新しく足湯ができました。
                



 山の小さな温泉宿で、秘湯の雰囲気を残しています。
        



 お風呂は、男女別に内湯と露天風呂があります。ここはもちろん源泉掛け流しです。脱衣所からドアを開けて浴室に入ると、そこにはなんとも言えない、いい色のお湯があふれています。内湯のお湯は普通の温度で、色は緑色に少し茶色と白色が混ざった感じです。味は苦く、臭いはかすかに粘土(土?)っぽい感じでした。近くの鶴の湯や蟹場とは違って硫黄泉ではなく、湯花は見られません。
                    



 露天風呂には大小2つの湯船があって温度が異なるようですが、私が行った時は同じ温度でした。内湯より露天のほうがかなり熱めです。
 大釜のお湯は気候などの条件によって色が変化するそうで、上段右の写真を見ると、同じ時でも2つの湯船でお湯の色が違っているのがわかります。一方の湯船は太陽があたっていたので、太陽の光の関係か、太陽の熱で温められたためかもしれません。お湯の注ぎ口もいい感じです♪。
 脱衣所には、野口氏による「温泉遺産」の認定書がありました。