国見温泉 石塚旅館
 国道46号線から車で10分程山の方に入った所に国見温泉があります。道は舗装されていて危険な場所もないので、交通の心配はありません。山の中で雪が多いため冬季は通行止めとなり、旅館も休業します。
 国見温泉には2軒の宿泊できる宿があって、手前にある比較的大きな旅館が石塚旅館です。設備もある程度整っています。
 周囲を見渡すと、ずいぶん山奥に来たなあという感じがします。建物は木造で,中は長い廊下が続いています。
             

                        

 ここは男女別の内湯が2ヶ所ずつ、女性専用露天風呂が1ヶ所、混浴露天風呂(写真3枚)が1ヶ所あって、混浴露天風呂へは外履きに履き替えて行きます。玉川温泉のような白っぽい地面や硫黄のお湯が流れている小川を見ながら30秒ほど歩くと、小屋のような脱衣所(写真左)に着きます。その中に,テレビや雑誌などで有名な緑のお風呂があります。源泉は透明ですが、空気に触れるとこのような色になるそうです。周囲は岩に覆われていて、上から源泉が流れ落ちています。
          

                       

 お湯の中に入ると足がくるぶしあたりまでズブズブと沈んでいくので、驚いて底に沈んでいるものを手ですくってみると、なんと大量の湯の花でした。これ程の大量の湯の花のお風呂に入るのははじめてでした。強い硫黄臭がして、お湯の中で体をさすると、ヌルヌルを通り越して少しネトネトする感じです。風呂から上がって休んでいる時に肌に触ってみたら、肌が少し油っぽくなっていました。
 再び旅館の建物の中に入って内湯に行ってみると,お湯の表面に白い油膜のようなものがお湯の表面を覆っていました(写真右)。これは湯の花の膜と呼ばれていて,しばらく人がお湯に入らないと自然にできるそうです。
 翌日タオルを見たら,タオルが黒ずんでいました。これは、お湯の中の鉄分が化学反応を起こすからだそうです。
 国見の泉質は、とても強烈でした(^o^)。
                   

                        

    平成16年に内湯が全面改築され、新しくなりました。