5月5日、弘前の桜祭りに行ってきました。今年は開花が遅く、5月3日あたりに満開になったようです。まだ花びらが散っていないことを祈りつつ、朝7時に盛岡を出発。高速を行き2時間弱で碇ヶ関インターに着きました。弘前市に一番近いインターは「大鰐弘前」ですが、料金所が渋滞していると思い、ひとつ手前の碇ヶ関インターでおりました。インターを降り弘前に向けて国道を15分程走ると、りんご園の中を通っている「アップルロード」に着きます。アップルロードには驚くほどの数のりんごの木があって、その背後には、まだ雪の残っている岩木山がきれいに見えました。絵葉書のような風景でした。
ネットでお祭り時の交通情報を見ると、市内に入ってしまうと渋滞に巻き込まれて動けなくなるとか、渋滞の中を空いている駐車場を探し回ることになって大変とあったので、アップルロードを通り、市内の西側(岩木山側)から回り込むような感じで市内に向かいました。市内の西を流れる岩木川沿いに、500台おける臨時の駐車場が2つありますが(どちらも無料。無料はここだけで、あとは1日500円から1000円ですが、公園周辺を歩くと1000円がめだちます)、この河原の駐車場は公園から結構距離があって、表示には徒歩20分とありましたが実際に歩いてみるとそれ以上かかったように思います。公園やねぷた村を見た後の帰り道はとても疲れました。川原の駐車場には臨時の簡易トイレが2つ置いてあります。タクシーも5,6台待機していましたが、観光客はみんな歩いて公園まで行ってました。
川原の駐車場に着いたのは9時30分頃でしたが、この500台置けるという大きな駐車場はガラ空きで、30台位しか止まっていませんでした。公園に向かって歩いても道はすいており、公園周辺も渋滞はしていませんでした。周辺の駐車場もまだ空が多くありました。大手門近くまで来ると観光客がけっこういたので,多くの人は電車で来て、駅方面から歩いて来るのかもしれません。公園に入る前に、大手門のすぐ向かいにある観光館やねぷた館に入りました。ねぷた館には巨大な太鼓や今の形のねぷたになる前のさまざまな山車が展示してあります。お勧めです(無料)。観光館の中にはお土産コーナーや津軽塗りのお椀などの展示コーナーがあります。りんごジュースの試飲もできました。
観光館を出て、すぐ前にある大手門に行きました。桜もちょうど満開のように見えましたが、堀を見ると花びらで一面ピンクになっていたので、やはり満開は2、3日程前だったのかもしれません。園内に入ると、どこを見回してもたくさんの桜が咲いていました。桜の木しかないのじゃないかと思うほど、一面ピンクでした。木の向こう側が見えないほどの密度で咲いていました。鮮やかな赤色の橋や大きな門をいくつか通っていくと料金所があって、本丸まで行くにはそこで入場料を払います。
一番上の本丸まで行くと、桜の種類がシダレザクラに変わります。道の正面(突きあたり))には雪化粧をしたきれいな岩木山が見えました。本丸は広い芝生になっていて、その中を縫うように道があります。芝生の中にもシダレザクラがたくさんあります。隅のほうには櫓があり、本丸入場券で中に入ることもできましたが、行列になっていたのであきらめました。
本丸の芝生でお弁当を食べた後、公園北側に向かって降りていきました。そうすると赤いきれいな橋(これはよくポスターにある赤い橋とは別の赤い橋)があって、そこを通った時にちょうど強い風が吹き、みごとな桜吹雪を見ることができました(^o^)。
公園を出ると、すぐ横に「ねぷた村」があります。ねぷたの紹介や三味線の実演、お土産コーナーなどがあります。お土産コーナー以外は有料ですが、ねぷたに関するものがいろいろ展示してあって楽しく見られました。お勧めです。
帰りは午後3時頃でしたが、公園周辺は少し渋滞している程度でした。明日が平日ということで、ネットに書いてあるような渋滞には巻き込まれなかったのかもしれません。
弘前から黒石経由で十和田湖に行き、休屋にある旅館に泊まりました。翌日は、樹海ライン経由で小坂に出て、「康楽館」に寄ってきました。日本最古の現役木造芝居小屋で、国の重要文化財になっています。海援隊のサインもありました。
さらに南下し、安代の「不動の滝」(日本の滝百選)をみて帰ってきました。天気にも恵まれた楽しい旅でした。
大手門。手前の堀は花びらで覆われていました。
花吹雪がとてもきれいでした。
宿泊したホテルのロビーにありました。これは青森市のねぶた。
小坂にある日本最古の現役木造芝居小屋「康楽館」。
安代にある日本の滝百選に入っている「不動の滝」。