乳頭温泉郷にある温泉の１つです。以前、近くの沢に蟹がいたことから名前がつけられました。周囲を深い山に囲まれた静かな温泉です。
　旅館の中に入ると小さなロビーとフロントがあって、少し奥に行った所に無料の休憩所があります。
　内湯は岩風呂と木造風呂が男女それぞれ１つずつあります。どちらにもシャワーやボディソープ、シャンプー完備。木造風呂は湯船から天井まで全て木で作られています。お湯は透明で、その中を湯花の小さな固まりがきれいに舞っていました。湯船の底には湯花の固まりがまとまって沈んでいます。ここの木造風呂は山の温泉の雰囲気を満喫できる、私の大好きな内湯の一つです。

　

　

　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　本館から、自分の靴に履きかえて３分ほど歩いた所の沢沿いに、よく本や雑誌にも載っている有名な混浴露天風呂があります。しっかりした脱衣所が男女別にあって、よく整備されています。湯船はひょうたんのような型をしていて、自然に囲まれた野趣あふれる露天風呂です。お湯は透明で、少し湯花が浮いています。

　

　　　　　　　 　

　残念なことに宿泊された方々から実際に話を聞くと部屋や料理、応対などについて評判が今ひとつでした。私はいつも日帰り入浴ですが、たしかに応対やサービスで嫌な思いをすることも…（平成１７年）。