久慈市中心部から南西の山のほうに車で30分位行った所に、新山根温泉「べっぴんの湯」があります。「べっぴんの湯」という名前は森繁久弥さんが命名しました。指揮者の小澤征爾さんも訪れたことがあって、館内の廊下には湯上りのラフな格好の小澤さんの写真などが飾ってあります。久慈の町から温泉に向かう道と、温泉近くの村の道の2ヶ所が複雑で、とてもわかりにくいです。迷い始めたら早めに近くにいる人に聞きましょう。
大浴場と小浴場が男女各1つずつあって、大浴場は天井が高く片面ガラス張りでとても明るいです。小浴場は小さく、5人位でいっぱいになりますが、誰もいなければこちらのほうが貸切風呂のような感じで気持ちよく入ることができます。
館内には、和室の無料休憩室と広い湯上り処、食堂、小さな売店などがあります。
べっぴんの湯は、PH10.8(PH7が中性)の強アルカリ性のお湯で、県内一のアルカリ度です(全国でも3位か4位くらい)。PHは、長く10.5と言われていましたが、平成18年のリニューアル(露天風呂などができました)の際の検査で10.8になりました。加温有り、加水無しで循環ろ過しています。お湯の中で肌をさすると、ぬるぬるする感じです。無味無臭で、少し白濁しています。長期間肌にかゆみがあった時、何度か通ううちに治りました。お肌にとてもいいお湯です。
宿泊施設も充実していて、部屋では山間の静かな雰囲気を味わえます。低料金で素泊まりも出来ます。
フロント前。奥が食堂。
大浴場前の湯上り処。
小浴場。備品やシャワー完備。
小浴場の湯上り処。
宿泊棟。両側に個室が並んでいます。
大浴場。窓が大きく、爽やかな浴室です。