田沢湖高原温泉郷 アルパこまくさ

 平成18年6月、国民宿舎駒草荘があった所に、新たに「アルパこまくさ」がオープンしました。高台にあるので駒草荘時代から眺めがよく、平成16年に閉館した時はとても残念でしたが、同じ眺めの露天が日帰り入浴施設として復活しました(^o^)。
 三角屋根の大きくて立派な建物になり、すぐ横には駒ケ岳が見えます。駒ケ岳マイカー規制時のバスへの乗り換え場所ともなっているので、とても広い駐車場もあります。
                


 館内には駒ケ岳の登山情報や周辺の動植物の紹介、駒ケ岳の火山活動や防災関係の資料などが展示してあります。ミニ博物館といった感じです。
                


 ホールの奥には、小さな売店や食堂、自販機、いすなどがあります。横のほうに受付があって、そこで入浴料を払います。奥に行くと右の写真のような入浴者専用の無料休憩室があります。
        


 さらに奥に進むと男女別のお風呂があります。できたばかりということもあって、どこもとてもきれいです。脱衣所の体重計は体脂肪も計れる最新式で、ドライヤーもはじめてみるような最新式の物でした。
       



 内湯に入ると広い湯船があって、周囲はガラス窓に囲まれています。天井が高く、木材と石風タイルを組み合わせた重厚な造りです。
 お湯は薄い乳白色で、細かい湯花がたくさん舞っています。湯船の底にうっすらと湯花が沈んでいたので、歩くと足跡がつきます。硫黄の味で、硫黄臭がしました。

               

       



 内湯からドアを抜けて外に出ると、太陽の光が燦々と降りそそぐ明るい露天風呂があって、眼下には広大な田沢湖高原と田沢湖の景色が広がっています。空が高く、トンボがたくさん飛んでいました。
 お湯は内湯と同じ泉質で、勢いよく歩くと底に沈んでいた湯花が舞い上がってお湯の白さが一段と濃くなります。
 お湯も眺望もすばらしい露天風呂でした。
               


 この辺りは秘湯系やリゾート系のお風呂が多かったので、このようなお風呂が新しく加わることで選択肢が広がりました。ただ、夏休み期間中や休日の午後は、駒ケ岳登山者で混み合うかもしれません。
 ネットを見てもまだここの情報は少ないので少し詳しく書くと、開館時間は5/1〜10/31は8時〜20時、11/1〜4/30は9時〜19時、休館日は月曜日(その日が祝日の場合は翌日)と年末年始で、6/17〜8/20(平成18年の場合)に限って無休、入浴料は大人500円、子ども300円となっています(いずれも平成18年9月現在)。携帯(au)はOKです。